最近は共働きの家庭が当たり前になりました。それだけ将来に対する不安を感じる人が増えてきているのでしょう。
職場の人が少ないと既存スタッフの肉体的、精神的負担は当然増してきます。病院のような施設では常に夜勤があるので、体調管理がなによりも大切になってきます。男性の場合は家庭を顧みずに働く人が多いですが、女性の場合はなかなかそれが許されないものです。特に家庭を持っている女性には色々と制限がかかってしまいます。子供の事など仕事上働く時間も限られてしまうだけに、独身女性よりも制限がでてくるのもやむを得ないでしょう。
妊娠している女性を夜勤まで任されるかというと、厳しい所があります。もしも、不測の事態が起きたらどうしたらいいのかと遠ざけられがちです。妊娠中はつわりがひどく、職場にいることもままならない場合があるので、休みがちになって周囲から嫌な目でみられることもあります。悲しいことにいやがらせで辞めさせるような「マタハラ」も存在しています。「女性が働く」ということへの準備や認識が遅れていることから、上記のようなことが未だに起こっているのです。女性が国を動かすことも珍しくない現代で、日本の女性に対する体制は悲惨なものです。
女性は男性よりも強くないですし、妊娠・出産など大きな変化もあります。それぞれの人が自分らしく生きるために働いているのに、「仕事の利益」のみを追求して捨て駒のように人材を扱うのは非常に悲しいことです。この状態は一刻も早く国を挙げて変えていくべきです。日本の未来を支えるためには、あらゆる手で女性たちの周りをフォローしていく事が大切な課題となるでしょう。また、今後働く女性が増えていくのであれば、男性側も家事育児に協力すべきだと思います。女性も仕事をしているのに育児も任せっきりの男性が多く見受けられますが、それは差別的であり不公平です。男性も女性も相手を思いやれる素敵な社会をつくりましょう。